CAREER UP
STORY

同じスタート地点から、異なる現在地へ。
共に見つめるのは、興和という舞台を生かした、
より良い社会の実現

多彩な事業を展開する興和。そこでは、1つの事業領域で専門性を高めていくというキャリアに加えて、複数の事業を横断して幅広い経験を積むというキャリアを歩むことも可能です。同じ年に同じ職種で入社し、現在は異なる事業で活躍する2人の対談について紹介します。

医薬品事業部 MR 貝増 啓介 2014年入社

薬学部出身。MRとして入社し、新潟に配属。地域の開業医や基幹病院を担当した後、2020年に滋賀へ異動し、大学病院を担当する。

生活関連事業部 営業 夏目 貴章 2014年入社

薬学部出身。MRとして入社。2021年に商社部門である生活関連事業部に異動。輸出入業務を担当し、2022年からユニフォーム関連の業務に従事。営業職として、生地やファスナーなどの材料を国内で買い付けてベトナムに輸出し、現地で加工した製品を国内のアパレル企業へ輸入販売する業務を担当している。

――同じ職種で同じ年に入社した2人が、いまは異なるフィールドで活躍しています。

貝増夏目さんのキャリアは、私からするとすごいのひと言です。まったく違う分野で、いちから仕事を学び直して活躍しているんですから。入社当時を振り返れば、夏目さんはあの頃から海外志向がありましたよね。やりたいことがはっきりしていて、強い意思があるからこそ、今の活躍があるように思います。

夏目医薬品事業のなかには、海外で大規模なデータ収集を行う仕事や、海外での製造承認・適応取得に携わる仕事もあります。そういった仕事に学生時代から興味があり、海外展開する興和であればチャンスがあるかもしれないと思ったことが、入社のきっかけでしたからね。入社後にMRとして働きながらも、海外への気持ちが強くなっていったことから、新たな仕事へのチャレンジを決めました。

貝増そういった思いに応える制度があるところが、興和の良いところですよね。夏目さんも海外語学研修制度を利用したわけですし。
MRの仕事と商社の仕事では、まったく違うんですよね?

夏目商品知識やビジネスの仕方などはもちろんなんですが、携わっている人たちの考え方もまったく違いますね。だからこそ、MR出身者という自分の個性を発揮して頑張ろうという気持ちです。貝増さんがMRとして変わることなく成果を上げている様子も、「自分も負けずに頑張ろう」という刺激になります。

貝増実は先日、同期が集まる研修で久しぶりに顔を合わせたんですよね。その時、取引先との価格交渉などの数字に関する話をしているのが印象的でした。MRは営業職ではありますが、お金には携わらない仕事です。ですから、価格交渉などはしません。夏目さんの様子を見て、「新しい引き出しを身につけたんだ。成長しているんだ」と感じました。こちらこそ負けてはいられないと、気持ちが引き締まりましたね。

――2人のつながりが、現在の仕事に生かされることは?

夏目病院向けのマスク販売の仕事では力を貸してもらいましたよね。

貝増あれはMRと商社という、違った部門に所属する同期ならではの関係性が活きたかもしれない出来事でした。

夏目コロナ禍を受けて私たち生活関連事業部は、病院向けに医療用マスクである「N-95」を扱うことになりました。とは言え、病院との取引もマスクを扱うことも、生活関連事業部にとっては初めてのこと。そこで私から貝増さんに相談をしました。

貝増病院でのマスクの利用状況やニーズなど、日頃MRとして活動するなかで感じた情報などを共有しました。

夏目このとき実感したのは、MRは商品を売ることに非常に長けた人たちだということです。それは、商社の営業職が持つ、企画や材料の仕入れから加工や生産、そして納入までというビジネス全体の流れを作り出すという強みとはまた違うものです。MR時代に身につけたノウハウを生かして、マスクの売上拡大に貢献することができました。

――2人が感じる興和の良いところは?

貝増入社後の研修が良かったです。およそ70人の新人MRが集まって4カ月間ほど一緒に学んだおかげで、同期のつながりが強固になりました。その後、全国に配属になっても、相談したり情報交換できる間柄になりました。こういった横のつながりというのは、興和全体の強みかもしれません。上司でもやたらと顔の広い人がいて、何か相談したときに他の支店や他部署に橋渡ししてくれる人がいます。

夏目研修中はみんな同じホテルで宿泊していたこともあって、就業後は飲みに行ったこともありましたよね。つながりが深まるのも納得です。
部門や仕事内容に関わらず、目標設定が明確で仮説と検証のスピードが速い人が活躍しているように思います。ゴールをイメージし、そこにたどり着く方法を素早く考えて行動に移しているのです。そうするように指導されているわけではないのですが、「仕事のできる人」の多くに、そういう傾向がある。知らず知らずのうちに受け継がれている、興和の社風かもしれません。

――今後の目標は?

夏目MRと商社の営業という2つの仕事を経験した私ならではの仕事をしたいです。また、中国でのビジネスに携わりたいとも思っています。

貝増興和に限らずどんな会社であっても、事業部をまたぐ仕事には時間がかかりがちです。そこを1人でこなせてしまうところはすごいですよね。それに、私たち2人が連携することでスピードアップできるかもしれません。
私の目標は、MRとしてしっかりと成長し、成果を出していくことです。医療にとって、薬に関する情報は非常に大切です。そこに携わるものとして、正確な情報を届けることで社会に貢献していきたいです。所課長や支店長としてステップアップしていき、より多くのチームメンバー、そしてより多くの病院とその先にいる患者さんへ、いい影響を与えられる人になることも、今後の大きな目標です。

所属部署や掲載内容につきましては取材当時のものです。