CAREER UP
STORY

MRから商社の営業にジョブチェンジ。
ゼネラリストになり、
事業間の橋渡し役を目指す

商社
化学素材
保坂 豊 2011年入社
2011年(1年目)
入社。医療用医薬品営業MR職(川越営業所-川越市GP,HP他担当)
2017年(7年目)
語学研修(米国)
2018年(8年目)
産業関連事業部 化学第二部 第一課(工業用途の化学品輸出)
2020年(10年目)
人事部 人事課(新卒採用)
2021年(11年目)
産業関連事業部 化学第二部 第三課(化粧品・食品用途の化学品輸出)
2022年(12年目)
産業関連事業部 化学素材部 基礎材料課(工業用途の化学品輸出)

語学研修をきっかけに
海外とのビジネスに軸足を移す

就職活動では、生命に携わる仕事に就き、世の中に貢献したいという思いがありました。文系出身でそのような仕事ができる職種を絞り込んでいったところ、出会ったのが医薬品の営業職であるMRです。興和に入社後は、志望通りMRとして配属。医師をはじめとした医療従事者と信頼関係を築きながら自社商品とそこに関連する情報を届け、その結果として「興和の薬を使ったよ」「患者さんが順調に回復しているよ」という声をいただくことに大きなやりがいを感じていました。
転機になったのは、入社7年目に語学研修でアメリカに滞在したことです。帰国後のキャリアとしては、元のMR職で専門性を高めていくか、語学を活かす別の仕事に就くという2つの道が考えられました。私が選んだのは後者。そこで、欧米向けに化学品の輸出を行う産業関連事業部に異動しました。
化学品を扱ったり輸出に携わるのは、MRとは仕事内容もビジネスの仕組みもまったく異なります。初めて経験することばかりで、まるで新入社員のような状態でした。とはいえ、研修制度がしっかり整っているのが興和のいいところ。営業アシスタントとして貿易業務を学ぶ仕組みや、各種の勉強会などを通して、商社の営業職に必要な知識を身につけることができました。

事業領域が変わっても、
営業職としての経験は活用できる

MRから商社の営業へジョブチェンジをするにあたって、専門的な知識については最初から学び直す必要がありました。しかし、営業職として共通する点もありました。
私はMRになって最初のころ、「売りたい」という思いが強すぎて、自社商品のPRばかりしていました。でも、それでは思うように成果を上げることはできませんでした。自身の営業スタイルを振り返ったり、先輩たちにアドバイスをもらったりした結果分かったのが、私は相手のニーズを捉えようとしていなかったということです。このことに気づいて以来、気持ちを切り替えて相手の話を聞くことに重点を置きました。すると成果も上がり始めたのです。この経験があったので、商社の営業でも相手の話にしっかりと耳を傾け、何に困っているのか、何を望んでいるのかを考えるようにしました。大きく異なる仕事ではありますが、やはり私のベースを作ってくれたのはMR時代だと思います。
ジョブチェンジができた背景には、部門の垣根を越えて興和という会社に共通する、「人の良さ」があるとも感じています。「入社8年目の新入社員」状態だった私を、新たな部門の皆さんは温かく迎え入れてくれました。みんなにとっては当たり前のことを疑問に思ったり、知らなくて質問する私に、丁寧に説明や指導をしてくれました。それは、MR時代の先輩や上司の姿と同じでした。

入社の動機は、多彩な事業や
外国語を活かした仕事で
自身の可能性を広げたかったこと

実は興和への入社を決めた理由は、MRになりたかったことに加えて、商社や光学など興和が展開する事業の多彩さがありました。入社後にMR以外にもいろんな可能性が広がっていそうな気がして、魅力を感じたのです。また、外国語を使って海外とやりとりする仕事に就けるチャンスがありそうなことも、入社を決める後押しになりました。いま私は、まさにMRとは違う仕事に携わり、外国語を使って海外と関わりながら仕事をしています。入社前にイメージしていた興和での自分像を実現できているとも言えます。
現在の目標は、まずは化学品や輸出の仕事をしっかりとマスターすることです。その後は、医薬品部門と商社部門を橋渡しするような人材になりたいと考えています。2つの部門の連携が今以上に深まれば、きっとビジネスが成長するチャンスがあると思います。そのために、両方の仕事を知っている私ならではの経験を活かしていきたいです。
さらに先を見つめるなら、3つ目の部門にチャレンジすることにも興味があります。いくつもの領域のビジネスや仕事の仕方を知ることでゼネラリストになり、会社全体の仕組みや制度を考える仕事に携わっていきたいです。

2つの“ON”で相乗効果!

仕事の“ON”

「自分ごと」として接する
国際情勢が仕事につながる

海外で起こる出来事は、商社で仕事をするうえでは日々の仕事に影響する「自分ごと」。コロナ禍で輸出用の船やコンテナの確保が難しくなる、ウクライナ情勢によって原料費が高騰するなど、キャッチしたニュースから自身の仕事への影響をすぐに考え、取引先との交渉に備えるようにしています。

プライベートの“ON”

海外の情報を敏感にキャッチ

1年間のアメリカ生活を経験し、帰国後は海外と取引する仕事に就いたこともあって、海外の出来事に対するアンテナは敏感になっています。政治や経済、国際情勢に限らず、スポーツや文化など、様々な情報に興味があるので、あらゆる情報をキャッチしています。

所属部署や掲載内容につきましては取材当時のものです。