所属する興和紡の物資事業本部が扱うのは、食器やバッグ、アクセサリー、スマホアクセサリーなどの生活雑貨です。取引先は全国展開する雑貨店。私たち営業職は、社会のトレンドやニーズを見据えながらお客様に商品の提案を行い、採用された商品の製造から納品までを行います。
商品は海外の工場で生産します。適切な工場の選定や品質管理など、生産工程のマネジメントも私たちの役割です。提案や生産の過程では社内のデザイナーと協力してサンプルを作ったり、工場から届く見本商品をベースにして形や色の調整も行います。輸入には専門の手続きが必要ですし、商品によっては、法律にのっとった注意事項の記載なども必要になります。それらを担当する各分野の専門家のまとめ役であり、お客様にとっての窓口となるのが、私たちの仕事です。商品の分野も業務の内容も多岐にわたるため、さまざまな知識が求められます。そこがこの仕事の難しさであり、面白さでもあります。
思い出深いのは、人気キャラクターとのコラボ企画を担当したときのことです。コラボ商品は権利関係の複雑さやこだわりの強さから、仕事の難易度は高いとされています。しかも私が担当したときは、コロナ禍の影響で工場や輸出する港がロックダウンされるという想定外の事態も発生。悪戦苦闘している私を、上司や先輩の方々はいつも気にかけてくれ、打開策をアドバイスしてくれました。デザイナーもデザイン調整に根気よく付き合ってくれました。そういった周囲の協力のおかげで、商品は無事に完成。商品が店頭に並んだときは、喜びもひとしおでした。売り上げも好調だったとのことで、お客様にも喜んでいただけました。
今の目標は、商品知識と語学力を磨くことです。これら2つの力をつけることで、お客様からも海外の工場からも、そして社内の仲間からも信頼を得ることができます。その結果として、しっかりと数字を残せる営業として成長していきたいと考えています。
権利、契約、法律、貿易、そして製造など、さまざまな分野の専門家と連携し、バックアップしてもらいながら商品を店頭へ届けています。
会社のチームには他部署のメンバーもたくさんいます。社外チームのメンバーは、会社も仕事内容もさまざま。人脈が広がる上に、自分とは違った考え方に触れることができて刺激や学びを得ることができます。ごくまれにですが、野球で活躍できた翌週は気分良く仕事に取り組むことができます。
小学校から高校まで野球をしていました。興和には社内に野球チームがあって、20~30人ほどのメンバーがいます。私もそのチームに所属しているほか、社外の社会人野球チームにも入っています。試合は月に2回ほど。体を動かして、いいリフレッシュになっています。
所属部署や掲載内容につきましては取材当時のものです。