アパレル企業に対する営業をしています。担当する取引の約半分は、私たちからお客様に対して「こういった服のニーズが予想されます。作りませんか」と提案したうえで、お客様のブランドから商品を販売するODMと呼ばれるものです。残り半分は、お客様からの「こんな服を作りたい」という要望を受けて、それを実現するOEMと呼ばれるものです。いずれの取引も受注後は、海外の生産工場の手配や品質管理、輸入など、納品までのすべてのプロセスを窓口となって担当します。海外には1~2カ月に1回のペースで出向き、生産体制の確認などを行っています。
服が好きで、学生時代はアパレル販売のアルバイトをしていました。その経験のなかで、「もっと川上に携わって、より大きなビジネスを経験したい」と思ったことが興和に入社したきっかけです。実際、1人で接客して喜んでもらえる人数には限界があります。しかし何万枚という単位で服を扱う今の仕事では、それだけ多くの人に喜んでもらえる可能性があります。私はここに、商社に所属してアパレル業界に携わる醍醐味を感じています。
現在は、女性向けのリーズナブルな価格帯の商品を数多く扱っています。学生時代に興味があった分野とはまったく異なるのですが、それが返って新鮮です。以前よりも街を歩く人の服装をよく観察するようになりましたし、「今、みんなはどんな服を着ているか」という視点で見るようにもなりました。
営業職ですから、数字などの目標はもちろんあります。しかし興和では、目標に向けたアプローチを個人の裁量に任せてくれている部分が大きいです。任せてくれるからこそ、自分なりの工夫も生まれてくる。その結果、目標が達成できたときの喜びも大きいですし、次へのモチベーションも高まって、さらに工夫が生まれてくる。そういった好循環が生まれているように思います。
一人ひとりが自分なりの方法で営業をしているので、部署のメンバーを見ていると、いわゆる会社員という枠には収まりきらない人が多いように思います。人柄やキャラクターも様々だからこそ、営業方法も人によって異なります。そういった周りのメンバーに日々刺激をもらっています。「自分の力を試したい」という人にはぴったりな会社ではないでしょうか。
海外工場とは、生産のほかにデザインやサンプルの作成、商品タグの取り付けなどで連携。営業第5部は版権の取り扱いを専門にしており、キャラクターとのコラボ商品を作る際にサポートしてもらっている。顧客企業とは直接やりとりをするほかに、卸会社を介することもある。
テニスや映画など、休日に街に出かけることで、ファッションをはじめとしてトレンドをタイムリーにつかむことができてます。そこで得た情報が、お客様先での会話の糸口になったり、次の企画提案の出発点になっています。
休日にテニスをすることが、最近のお気に入りの過ごし方です。社会人になったときの目標だった愛車で出かけられることも、テニスの楽しみの一部になっています。映画も好きで、話題作を中心に観ています。
所属部署や掲載内容につきましては取材当時のものです。