MRとして、医療機関に対し、医薬情報の提供・収集活動を行っています。医師との面会時間は、アポイントがあれば10~15分、普段は5分程度です。診療後のお疲れの時に伺うことが多いため、雰囲気を和やかにしてから本題に入るよう心掛けています。面会では、私から興和製品の紹介や学術的な情報の提供を行い、医師からは興和製品の有効性、安全性に関するフィードバックをいただいています。このようにして医師との関係を築きながら、最終的には医師に興和製品を採用いただくことを目指します。
この仕事の一番のやりがいは、情報提供した医師から「患者さんの症状や検査値が良くなった」と、言っていただいた時に感じます。「私の仕事が病気と闘う人の役に立っている」と実感できる瞬間です。また、自社製品の類似薬がある場合は、他メーカーと競争する厳しさもありますが、その分興和製品が採用された時の嬉しさはひとしおです。高崎営業所(群馬県)時代、ニーズのあった医療機関にweb講演を行うなど興和製品の特徴を知ってもらえるように働きかけた結果、他社から興和に製品を切り替えていただいたことは、成功体験として強く印象に残っています。
課内は3~4人単位でチームが編成されており、チームリーダーであるチーフ以下、メンバーがそれぞれ所属しています。外回り中に分からないことがあれば、チームの誰にでも気軽に電話相談できるため、安心して仕事ができます。また、面会先によっては課長に同行を依頼することもありますが、不在時はチーフにお願いできる点も心強いです。このように、直属の上司である課長だけでなく、チーフに頼れる文化が根付いていることは、働きやすさを感じられる一つです。
私は現在、子育てをしながら働いています。妊娠中は周囲の人が重い荷物を持ってくれるなど、たくさんのサポートを受けました。また、産休中は、課長が私の担当を引き受けてくださり、医師へ「もうすぐ復帰します」と、フォローもしてくださっていたので、復帰時に医師から「お帰りなさい」と声を掛けてもらえたことは嬉しかったですし、ブランクを感じることなく業務に戻れたこともありがたかったです。ちなみに、課に3人いる女性社員全員が育児中なので、プライベートのことも相談できます。いずれ後輩ができたときには、今まで先輩にしてもらったサポートをしたいと思っています。
メディカルアフェアーズ部からは、最新の論文や文献など、学術的な情報提供を受けている。卸事業者と医薬品の流通施策を協議するのが流通業務部。先方のMS(医薬品卸販売担当者:Marketing Specialist)との仕事がスムーズに進むよう取り計らってくれるありがたい存在。教育研修部からは、月に一度、web研修という形でサポートを受けている。毎回この場で、今欲しい情報や医師への情報提供に必要な知識をインプットしている。
趣味の旅行は、医師との共通の話題にしやすいため、面会時の導入トークのテッパンネタです。学会参加などの理由で、様々な場所を訪れる機会の多い医師から、旅行の前におすすめのお店を教えていただくことも。後日、足を運んだ感想をお伝えすると、その場が盛り上がるだけでなく、お互いの距離感が縮まり、仕事に好影響が生まれていると感じています。
子どもがまだ小さいため、遠出はできないものの、休日は愛知県内や実家のある奈良市内の観光を楽しんでいます。最近、担当エリアにある犬山城にも足を運びました。現地の飲食店や観光地を調べ、プランを練る時間も楽しいですね。興和は、年間休日表に有給休暇推奨日が記されていることもあり、有給休暇を取得しやすい環境です。
所属部署や掲載内容につきましては取材当時のものです。